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2022.02.25

本町BASE 中部建築賞入賞しました

 

本町BASEは関市の本町通り商店街にあります。かつて賑わっていた商店街ですが今は多くの店が閉じている日本中でたびたび見られる光景です。
一昨年、まちづくりに長く携わってきた関市都市計画課が商店街で出店することを後押しするために、民間企業がまちづくり拠点施設を建てて関市にリースし、関市が市民にサブリースする事業スキームを作成し、プロポーザルにて大建metが選定されました。
設計事務所が設計監理だけでなく、建物を建設しリースするかなり稀なケースですが、私たちが設計時に思い描く理想的な風景を実現するために、建てたあとも育てていくことができたら素晴らしいと考えトライしました。
昨年の11月に竣工して1年以上経ちますが、コロナ禍にあっても多くの方が利用して、多くの方同士のつながりができて、まさに生きたパブリックスペースになったと感じています。
中部建築賞では「まちのリビングスペース」と形容されたオープンなつくりや、解体移設が可能な構法の工夫といった建築そのものへの評価だけでなく、設計事務所としての新たな試みや、小さな建物がまちへ多くの波及効果をもたらしていることを評価していただきました。

2020.11.14

みんなのお家岐南 かかし完成!

子どもたちが藍の葉の叩き染めで作ったカカシの服を、デイのおばあちゃんたちが縫ってくださってついにカカシが完成しました!

稲はもう黄色く色づいて、シンボルツリーのケヤキからスズメが狙っていると保育士さんが気にしていらっしゃったので、もう安心です。

 

2020.09.30

移動可能な住宅のこれから

私たちがひそかにコンテナ先輩と慕う建築家の吉村靖孝さんの「移動可能な住宅のこれから」という論考が住宅特集10月号に掲載されています。

その中で20世紀以降の半動産建築の系譜を辿る年表(半動産建築年表)に当社社屋すごろくオフィスを載せてくださいました。

コロナによって都市生活の不自由さが露見したことによって半動産建築を使いこなし定住しない選択肢が広がるのではないか、と。2009年に竣工した「すごろくハウス」のクライアントはまさにそんな感じで、自分のライフスタイルに合わせて半動産建築を移動させて能動的にまちを使いこなしてやるっ、という元気いい方でした。

住宅がそれだけで機能を完結させず、移動先のまちでカフェをダイニングにシェアオフィスを書斎にして自由に軽やかに居場所をつくっていったら楽しいなあ。

吉村さんのテキストは、リノベーションがいつしか市民権を得たように半動産建築が新潮流として認識される日も近いのではないかと結ばれていました。

ワクワクします。

 

 

 

 

2020.09.30

みんなのお家岐南 続かかしワークショップ!

かかしづくりが続きます。

藍のたたき染めで作ったかかしの服を仕上げるのはみんなのお家岐南のデイサービスのおばあちゃんたちです。デイのおばあちゃんは昼食のしたくやお洗濯など、いつ行っても何かしら家事をせっせとしていらっしゃいます。

針仕事もお手の物で、とても丁寧に縫ってくださるばかりか、始めたら止まらない、、、近いうちに田んぼにかかしたちが現れそうです。

 

2020.09.30

みんなのお家岐南 かかしワークショップ!

みんなのお家岐南の田んぼは他の田んぼのように整然と並んでいないけれど、確実にコメが実りつつあります。以前よりカカシを作りたいというお話があり、みんなのお家岐南オリジナルかかしを年長さんと高齢者の共同作業で作ってもらおうということになりました。

イラストレーターの真子さん(MAKO.pen&paper)にご指導いただき、田んぼの傍に植えた藍の葉と、畑になってる紫蘇の葉を白い布にたたいて転写する「たたき染め」でかかしの服を作りました。

 

 

 

 

真子さんはみんなのお家岐南に掲げてあるこちらの絵も描いてくださいました。建物のコンセプトを伝えてくれます。

 

2020.06.30

みんなのお家岐南 田植え!

みんなのお家岐南は高齢者デイサービスと託児所が1つになった建物です。広いお庭をお年寄り、子どもたち、地域の皆さんと一緒に育てていくべく、設計時からワークショップを行ってイメージをつくってきました。

昨年5月に竣工してからすぐに畑でたくさんの野菜や果物を育て始めて、1年で26種類もの収穫がありました。今年はいよいよお米作りにトライします。

農家さんのご指導のもと、うれしの東保育園の年長さんたちが田植えをしてくれました。秋には稲刈りが楽しみです!

みんなのお家岐南では施主から発案された『お庭』を建物デザインのきっかけとし、竣工後はお庭と建物の使い方をオーガナイズしています。

建物が竣工して終わりではなく、使われていくまでをデザインしていく試みです。

 

 

2019.11.15

みんなのお家岐南 畑

 

みんなのお家岐南は高齢者デイサービスと託児所が1つになった建物です。広いお庭をお年寄り、子どもたち、地域の皆さんと一緒に育てていくのがコンセプトです。

6月竣工当初は土があるのみだった畑では、保育の先生やデイの職員さんを中心に夏から秋へと様々な野菜を育てています。

デイのお昼ごはんはお年寄りが職員さんと一緒に料理します。デイの窓から見えるいろいろな種類のレタスはサラダにするそうです。今日は採れたカブを浅漬けにする相談をしていました。

 

2019.10.21

刃物ミュージアム回廊コーディネーター準備チーム 報告会

10月18日に刃物ミュージアム回廊コーディネーター準備チームによる、報告会を行いました。昨年度3回行ったワークショップの成果を参加下さった市民のみなさんと11月から着任された観光プロデューサーさんにご覧いただきました。

公開しました、事業計画書の概要版です。コンセプトは、

「刃物のまちらしさ」をつくる。

多くの方の想いの入った、夢のある、次につながる計画になったと思います!! お問い合わせ、ご意見などお寄せください!

2019.02.15

みんなのお家岐南 お庭ワークショップ3

みんなのお家岐南は高齢者デイサービスと託児所が1つになった建物です。広いお庭をお年寄り、子どもたち、地域の皆さんと一緒に育てていくべく、お庭づくりワークショップ第3回目が行われました。

今回はお庭に植える樹木のネームプレートづくりです。お庭には造園家の園三さんがセレクトした実のなる木をたくさん植える予定です。

大きな木にぶら下げるネームプレートは鳥の餌台も兼ねたデザインで、子どもたちの楽しみがまた一つ増えました。

 

2018.11.19

みんなのお家岐南 お庭ワークショップ2

みんなのお家岐南は高齢者デイサービスと託児所が1つになった建物です。広いお庭をお年寄り、子どもたち、地域の皆さんと一緒に育てていくべく、お庭づくりワークショップ第2回目が行われました。

敷地は元は田んぼだったところを建物の建つ部分だけ造成しており、その法面に近所のあぜ道に生えている植物の種を採ってきてまた植える、つまり風景の移植を試みています。

今回は近所のあぜみちで『種採りワークショップ』でした。
どんな草が生えているか造園家の園三さんから教えていただき、在来種のみ選んで種をとります。
「雑草ってこんなにいろんな種類があるんだ〜、種の色や形は様々なんだね〜」と大人たち。
事前にペットボトルで作った種入れを肩から掛けてやる気満々の子どもたち。教えられた通り黙々と種を集める子、「あ、カエルおった」と貯まった種をザザーと捨ててカエルを入れちゃう子。

終わってみればまあまあの採れ高で、来春これを法面に撒くわけです。楽しみです。