ヴィラアンキーノ(桜坂、朝陽ヶ丘)

戸建が連続する有料老人ホーム。可動壁により隣り合う建物を連結(分断)することで多様な住まい方を提案

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ヴィラアンキーノ
(桜坂、朝陽ヶ丘)
所在地 岐阜県揖斐郡池田町
竣工 2003/11
敷地面積 1306.41+2104.75・
建築面積 409.2+559.75・
延床面積 356+480・
構造規模 RC+木造 平屋建て
構造設計:中村構造計画設計室
設備設計:コーエイ設計室
施工: 雛屋建設社

掲載誌 新建築 2002年11月号、2004年1月号
    日経アーキテクチュア 2004年1/26号
    建築設計資料99「 ケアハウス・有料老人ホーム」
    医療福祉建築 2005年4月
    AERA 2004年1月19日号     

物件詳細→概要

グループホームに隣接する有料老人ホーム。介助なく身の回りのことができる元気なお年寄りや介護が必要になった配偶者と一緒に住みたい夫婦などが利用できる施設にしたいというのがクライアントの要望だった。ここでは居室や共用部をワンパッケージ化した従来の施設でなくコテージのような戸建てユニットを並べ、屋内廊下を設けず外部のテラスで個々をつないだ計画を提案した。更に住まい方の形態が入居者によって異なるため、界壁の一部を可動壁とし、その位置を動かすことにより大小2パタンの居室をつくることを可能にしている。外部テラスに出て、町の人と声を掛け合ったり、以前は昼間も寝巻き姿だった人が身なりを整えるようになったり、テラス越しにささやかな地域との交流が生まれている。