サンビレッジ大垣

3個室を1グループとしグループ内で気軽に過ごせるセミパブリックスペース「パジャ間」を設けたグループホーム、サテライト型特養、デイサービスセンターをもつ多機能型老人福祉施設

物件概要 →詳細

所在地 岐阜県大垣市
竣工 2006/3
敷地面積 3474.70m2
建築面積 919.45m2
延床面積 1468.98m2
構造規模 RC造 2階建て
構造設計:中村構造計画設計室
設備設計:コーエイ設計室
施工: 清水建設株式会社

物件詳細 →概要

サテライト型特養、デイサービスセンター、グループホームを中心とした多機能型の老人福祉施設の計画である。
施設の過半を占める入居施設に対して、厚労省より示された平面計画に対する基準を満たしながらも、画一的ではない個室と共用部の関係を形成することによる生活空間の向上を目指した。
具体的には3個室を1グループとし、各個室と水まわりユニットを繋ぐセミパプリックな性格を持つ新たな場を提案した。
また居間、食堂等の共用部は車椅子や介護具での取り回しを考慮した結果、非日常的で大きなスケールをもった空間となってしまいがちだが、小さなアルコープ状のスペースをその周辺に配置することで空間を分節化している。
東棟の中央共用部に於いてはその広さからくる散漫さを緩和するため天井高を2100まで下げる一方、その周辺のセミパブリック部の天井高を高く設定し、接するバルコニーへと視線を繋ぐようデザインした。