Rアパート改修

縁側を拡張することで新たな暮らしを可能とする二戸一改修

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物件名 Rアパート改修
所在地 岐阜県大垣市
竣工  2016/08
敷地面積 -m2
建築面積 -m2
延床面積 116.00m2
構造規模 RC造
構造設計:-
施工: 文殊住建

物件詳細→概要

RC造4階建、築25年のアパートの改修である。
JR大垣駅から徒歩圏にあり、1階は庭付き、全戸太陽熱温水器付きなど竣工当時は他にはない付加価値が好評で
常時満室であったが、周囲にマンションが増え少しづつ空室が増えてきた。
オーナーは1階の2部屋の改装を考えていた。
壁構造であるため2室それぞれに改装をすることもありえたが
私たちは新たな暮らし方を喚起させるべく、2階のバルコニー下部を室内化し1戸約60m2の2室をつなぐ提案をした。
奥行き1m程度のこの縁側は2室を行き来する通路として有効であるだけでなく
室内に比べて天井が低く設定してあり、床座や寝そべったりしながら庭を眺めるのに最適な空間となっている。
元は和室であったため、梁下端が長押のレベルで計画されており、壁を撤去するとそれが異様な存在感を示していた。
あえてその存在を否定せず、できるだけボリューム感が出ないよう小口面のみを木貼り仕上げとし、
家具や建具などの木エレメントと馴染ませている。