半建築

訪問介護センターと福祉アイテムの販売店。過渡期にある福祉業界においてビジネスの形態が変わっても建物が追従できるよう、施工解体が可能で転用できる鉄骨フレームを提案

物件概要 →詳細

所在地 岐阜県揖斐郡池田町
竣工 2002/8
敷地面積 242.39m2
建築面積 76.36m2
延床面積 214.56m2
構造規模 鉄骨造 3階建て
構造設計:芝川構造設計室
施工: 株式会社イケダ

掲載誌 新建築 2002年4月号

物件詳細 →概要

郊外に計画した訪問介護センターと福祉アイテムを扱う店舗及びNPOの活動拠点となる建物。
クライアントは質の高い介護で知られる社会福祉法人である。計画にあたり変化しつづける社会(福祉)環境に対し建築というハードがあまりにもリジッドな存在であり、与件が変化しても追従していけるものを短工期ローコストで考えてほしいという依頼であった。
私たちは容易に解体移築が可能な足場を構造体とした建物を提案した。執務スペースをできるだけ広くとり、外周部の構造フレームに水廻りや階段を配置することでバッファーゾーンを形成する建築システムである。実施では構造体に50mm角のスティールパイプを使用し、ブレースの一部をエキスパンドメタルで代用し、庇や目隠しとしても機能させている。